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教員からの学びWhat we want students to learn

2021年4月より
建築学部就任予定

角野 幸博教授

【前編】

「新世代の都市デザイン」
多角的視点で追求

変容するニュータウン、再生へ抜本的提言

 都心で働き、生活の場は自然豊かな郊外に構える。そんな理想を具現化したはずの郊外のニュータウンや住宅地で、高齢化、空き地の増加といった問題が起きています。郊外の庭付き一戸建ては「住み替えすごろく」の上がりではなく、さらに老後の住まいを探さなくてはならない高齢世帯も少なくありません。ニュータウン創設当時の、「夫が都心で働き、妻は専業主婦」という家族モデルが少数派になり、ライフスタイルも変化している現在、街の再生・魅力の維持のためには、幅広い視野に立った研究・提言が必要です。都市計画・都市デザインの研究者として、そこに住まう人が誇りを持ち、訪れる人も応援したくなるような町づくりに貢献したいと考えています。

01

地元の住民と一体で町づくり

 研究室ではフィールドワークを積極的に行い、現場で学ぶことを大切にしています。中でも兵庫県丹波市の町なかにスタジオをお借りして、地元の方々と共同で町づくりの調査・研究を11年間続けています。これまでに古地図を再現した観光マップ制作や町並みのライトアップイベントなどが実現しており、3年前には学生の提案を基にスタジオを改修しました。今後、建築学部(設置構想中)に改組することで、さらに様々な建物のリノベーション(修復)や歩行者空間の計画、水辺の再生計画など、具体的な提案を数多くしたいと考えています。地元・三田もワシントン村や兵庫村といった新世代郊外住宅地とも言えるユニークなニュータウンを抱え、興味の尽きない研究対象です。

02

都市像を包括的に考える学生を養成したい

 日本では建築学は工学に位置づけられています。しかし、世界では必ずしもそうではありません。技術を必要としながら、デザインやアート、人文社会科学との結びつきも強い。本学が総合政策学部の中に都市政策学科を作り、そこで建築を教えてきたのも、町づくりという大きな視点で建築を捉えたいと考えたからです。ただ、幅広いゆえに、軸となる学問が見えにくかったことも事実で、それが新学部創設の理由の一つです。新学部では、工学に軸足をしっかりと置きながら関学ならではの建築学を追求していきます。建築を、都市とつながる一体の空間であると理解できる学生、ライフスタイルや文化を踏まえた都市のあり方を提案できる学生を育てていきたいと考えています。
※新設学部の名称は仮称です。また、概要等は予定であり、今後、変更になる場合があります。

03

街の多様性に恵まれた学びのフィールド「三田」

 建築学部を志望する高校生の皆さんの中には、なぜ三田キャンパスに建築学部を置くのかと思っている方がいるかもしれません。実は三田ほど恵まれた学びの場は珍しいのです。城下町の名残をとどめる旧市街地があり、新しいタイプの郊外ニュータウンがあり、さらには中山間地域、農村部まであります。ここでは、いろんな建築と街の形を身近に観察し、体験できるのです。ここでの学びは将来、建築や都市デザインを通して町づくりに関わるための大きな力になります。設計事務所や建設会社はもちろん、建築や都市に関わる仕事はたくさんあります。社会のなかで、都市や街、生活空間づくりに関わり続けられる人=プレーヤーを育てることにつながると確信しています。

04

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