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研究ピックアップ

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総合政策学部 総合政策学科

人間とは?根本を見つめる「哲学」について。

細見 和志 教授

※この記事は2019年9月に神戸新聞に掲載されたものです。

子どものころ、窓の外に広がる青い空を見ながら、「私ってどこから来たのだろう?」と考えたことはありませんか。答えは出ないとわかっていても、いつも心の片隅に引っかかっている疑問。

「なぜ嘘をついてはいけないのか?」「心はどこにあるの?」「死をどう受けとめればいいのか?」「時間とはなにか?」「幸福な人生とはどのようなものか?」「望ましい社会の仕組みとはどのようなものか?」こんな疑問が湧いてきたとき、皆さんはどうしますか?

これらは、人間が生きていく上で大変重要な問題です。私たちが真剣に考えるに値する問題です。にもかかわらず、様々な理由を付けて素通りしてしまうことが多いのではないでしょうか。そもそもどう考えていいのかもわからないし、家族や友人と話し合うチャンスもない。

「人間とは何か?」「人間はどう生きるべきか?」「社会はどうあるべきか?」といった、人間の生き方や社会の在り方に関する根本的な問題に取り組んできたのが「哲学」という学問です。私は、この「哲学」の研究を専門にしています。

古代から現代にいたるまで、多くの哲学者(西洋も東洋も)がこのような困難な問題に挑み、答えを見つけ出そうとしてきました。有名な哲学者には、古代ギリシアのソクラテスやプラトン、近代ヨーロッパでは、デカルト、カント、ニーチェ、アジアでは、中国の孔子、老子、荘子といった人々がいます。現在、私たちは、その哲学者たちの思想のほとんどを日本語で読むことができます。

私は、そうした哲学者の思想を読み解いて、その人たちがどのような問題に取り組んだのか、そしてどのような答えを出したのか、さらには、その答えは現代の私たちにどのような意味があるのか、というような問題を研究する仕事をしています。

初めて「哲学」を読んでみようという方には、古代ギリシアの哲学者、プラトンの対話篇をお薦めします。登場人物の間で交わされる対話を、芝居のシナリオを読むような気分で読んでいくうちに、「美とは何か?」「善く生きるとはどういうことか?」「正義とは何か?」といった哲学的な問題をプラトンと一緒になって考え始めている自分に気づくでしょう。

細見 和志 教授
HOSOMI Kazushi
細見 和志 教授
現代フランス哲学、その中でも特にメルロ=ポンティの思想を中心に研究する。

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