学生プロジェクト 2019.11.06

商学部3年生宮本真奈さん

Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY受講生が複数回事業を立ち上げながら、実践を通じて事業開発・起業に必要な経営スキルを学ぶことができる約半年間のプログラムです。株式会社ウィルフと連携して開講しています。受講生は1クールごとに、自身で事業計画を作成して、先輩経営者からアドバイスをもらいながら、実際に事業を立ち上げて収益を上げることを目指します。クール終盤は、利益ランキングの発表や事業の振り返りなどを行って次のクールへ備えます。最初の3クールで、計3回の事業計画作成と実践を繰り返し、徹底的に経営スキルを学びます。最終クールでは、卒業後に自分が取り組みたい事業計画を作成し、先輩経営者からアドバイスをもらい磨き込むことで、「いつでも起業できる」状態を実現させます。

努力と行動次第で結果が出せる「起業」に興味

やらなければいけない環境で起業の一歩

起業や経営に興味があったのですが、何から始めたらよいのか分からず、行動を起こせずにいました。Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMYでは、3時間の授業を週一回、約半年間受講し、最初の3クールで3回の新規事業立ち上げをしなければならないので、良い意味で「やらなければいけない環境」が整っていました。過去に受講した先輩方もこのプログラムを通して、起業や経営に必要な思考と行動力が身に付いて成長できたと話していたので、自分の背中を押すためにも挑戦することを決めました。起業は学歴関係なく、自分の努力や行動次第で成果を出せる可能性があること、あとは「女子大生で起業家」というのが単純にカッコいいなと魅力に感じていました。

初の事業立ち上げ 2週間で26万円の利益

まずは経営やマーケティング、利益計算の方法や戦略など、起業に必要な知識を学ぶことから始まりました。こうした授業が4回あり、5回目の授業までに少人数のチームを組んで、事業立ち上げに向けて実際に動いていきました。最初のクールで立ち上げたのは「脱毛サロンの紹介窓口」のビジネスです。脱毛サロンに興味があるけど、どのサロンがいいのか分からないような女子大生と、その方のニーズに合ったサロンをつなぐという内容です。基本的に女子大生に営業をかけていくのですが、紹介される側にもメリットがないとサロンの利用までにはつながらないので、売り上げの一部をカフェで使えるプリペイドカードなどにして利用者に還元できるような仕組みも取り入れました。また、紹介する方との信頼関係を築くことの大切さも身をもって学ぶことができました。2週間取り組んだこの事業では、最終的に26万円の利益を出すことができ、これは今回の受講者の中では最多でした。

実践を通して多くの学び

第2クールでは、チームをシャッフルして2つ目の事業立ち上げを行いました。取り組んだのは、外国人観光客が利用するゲストハウスまでの道のりを動画にして、ゲストハウスに販売するビジネスです。まずは、私たちが何を販売しているかを知ってもらうためにサンプル動画を作りました。大阪梅田駅から近くのジムまでの道のりを撮影し、そこに日本語、英語、韓国語、中国語の字幕を付けて2、3分にまとめました。このサンプル映像を持って、電話を中心にゲストハウスへ営業をかけていきました。動画一本につき1万円という価格を設定していたのですが、授業内で「安価すぎる」という意見を多くもらい、基本料金は1万円のまま字幕や様々なエフェクトはオプション料金とすることにしました。サービスの販売値段の設定もそうですが、ゲストハウスがほしい映像をどれだけ形にできるかが鍵となるので、クライアントとの共通認識の事前のすり合わせの大切さも学びました。

社会のニーズに先陣を切って応える人に

今は第3クールに向けて準備を進めている段階で、今後は社会問題の解決につながったり、人々のニーズに応えられるようなビジネスを展開していきたいと思っています。過去にこの授業を受講した先輩の中には、在学中に事業を法人化したり、就職後にビジネスを立ち上げた人がいます。今後さらに学びを深め実践を重ねていく中で、自分が何をしていくのかを見極めていきたいと考えています。経営者になるとしても、会社で働くにしても、社会や人々のニーズに先陣を切って応えていけるような人になりたいと思っています。この授業は、経営に興味がある人や行動力がある人だけでなく、冷静にデータ分析ができたり、いろいろなことに柔軟に対応できたりと、自分の強みがあってそれを認識している人にも受講してほしいです。事業をやっていくには、さまざまな能力を持った人が必要で、全ての人に活躍と学びのチャンスがあると思っています。