学生プロジェクト 2020.04.17

総合政策学部2年生大嶋さちさん

Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY受講生が複数回事業を立ち上げながら、実践を通じて事業開発・起業に必要な経営スキルを学ぶことができる約半年間のプログラムです。株式会社ウィルフと連携して開講しています。受講生は1クールごとに、自身で事業計画を作成して、先輩経営者からアドバイスをもらいながら、実際に事業を立ち上げて収益を上げることを目指します。クール終盤は、利益ランキングの発表や事業の振り返りなどを行って次のクールへ備えます。最初の3クールで、計3回の事業計画作成と実践を繰り返し、徹底的に経営スキルを学びます。最終クールでは、卒業後に自分が取り組みたい事業計画を作成し、先輩経営者からアドバイスをもらい磨き込むことで、「いつでも起業できる」状態を実現させます。

やりたいことを突き進めるプロセスを学ぶ

起業に興味を持ち1年生で受講

高校3年生の時、自分でデザインしてオリジナルのTシャツを作成したのをきっかけに、ブランドの立ち上げや起業に興味を持ちました。大学に入って間もなくSTARTUP ACADEMYを知り、面白いし珍しい授業だなと思いました。多くの大学生が経験する留学や部活動と違って、起業は「やろう」という強い気持ちや時間がなければできません。起業したいと思う学生が少ないのも魅力に感じ、他の人とは違うことをしてみようと一歩踏み出しました。受講したのは1年生の夏から冬にかけてです。周りはほとんどが先輩で、熱い気持ちを持って何かに打ち込んでいる人たちに最初は圧倒されました。そのうち思いをぶつけ合える環境が居心地よくなり、積極的に意見を言えるようになりました。

映画と地域活性化を絡めて事業を創出

講座は週1回、3時間みっちり鍛えられるので帰りはくたくたです。6カ月間のプログラムは1クール約1.5カ月を4回、各クールで事業計画を作成し、事業を立ち上げて収益を目指します。私は第1クールから第3クールまで、広告の発注主を探してデザインを芸大生に依頼するという仲介事業に続けて携わりました。その過程で、本当にやりたいのは自ら作り出す事業だと改めて気付き、最終クールは大好きな映画と三田の活性化を絡めた「三田市×コミュニティーシネマ」に挑戦しました。私の映画愛を伝えること、地域に貢献すること、二つを大切にした事業です。三田駅前を会場に映画祭やマルシェなどを行う大規模なものでしたが、最終プレゼンで先生に「小さなことから始めれば」と助言をいただき、まずキャンパスで映画祭をやってみようと考えています。

先輩経営者から厳しいフィードバック

各クールでの事業実施前や第4クールの最終プレゼン前には、もう少しこうした方がいいという意見や事業を拡大させるためのアイデアなど、現役の経営者の方から事業プランに対してフィードバックを頂きます。この時が一番緊張しました。結構きついことを言われる場合もあるのですが、ポジティブに捉えれば、それだけしっかりと向き合ってくださっているということだと思います。社会人の方と話せる機会はあまりないので、話すのは緊張しましたが楽しかったです。また、学年や学部が異なる人たちと一緒に学び、いろいろな考え方に触れることができました。何より、部活動にもサークルにも所属していない私にも先輩や仲間ができたのがうれしかったです。

自分の強みに気付き可能性が広がった

1年生だったので必修科目が多く、事業実施期間中にあまり動くことができませんでした。そこは先輩方に任せ、得意なパワーポイントやエクセルを使って企画書や契約書などの資料作成を担当し、それが自分の強みであることに気付きました。また、経験を通じて、やりたいと思うことを妥協することなく突き進めていくプロセスをしっかりと学べ、「難しそう」「初期投資にお金がかかるだろうな」といった起業に対するマイナスな考え方も払拭されました。私にもできるんだ!と可能性が広がったので、これからの3年間、いろいろなことにチャンレンジしたいと思っています。