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2019.10.23
学年や部の垣根を越えた仲間とつながる
商学部3年生古賀亮志さん
ソフトテニス部 :男女とも西宮上ケ原キャンパスで活動しています。
より高いレベルでの文武両道にチャレンジ
ソフトテニスを始めたのは小学2年生の時です。高校では、生まれ故郷の長崎県佐世保市を離れ、三重県松阪市にある三重高校で寮生活をしながら日本一を目指しました。勉強にも力を入れている高校だったので、大学ではより高いレベルでの文武両道を目指そうと関西学院大学に入りました。3歳上の兄も三重高校から関西学院大学に進んでおり、何度か試合を見に行っていい雰囲気だなと思ったこと、兄がメリハリのある充実した大学生活を送っているのを感じられたことも入学のきっかけです。
勉強も部活動も質のいい時間を過ごしたい
高校の部活動との一番の違いは、自主性を求められるところです。高校では、練習も試合も監督の指示を受けてする感じですが、大学では自分で考えて動かなくてはなりません。監督は、学生が自主的にやるのを待ち、サポートしてくださるというスタンスです。練習メニューも自分たちで話し合い、何が足りないかを分析して決めていきます。勉強と両立するには計画性が必要です。高校に比べて練習時間が短い上に、勉強も授業だけで足りるわけではなく予習・復習が必要なので、トータルに管理して計画的に進めていくことが大切だと思います。テスト期間直前に大会が控えている場合など、早くからテスト勉強を始めて今日はここからここまでと範囲を決めて進めていく、一方で部活動の時間はしっかり練習に充てるという形で、質のいい時間を過ごすことを心掛けています。自分で決めた目標に向かってステップを踏んだ計画を立て、具体的に必要なことをやっていくという考え方、進め方ができるようになりました。
履修も就職活動も先輩がアドバイス
先輩後輩の信頼関係の強さは部活動ならではのものだと思います。1年生の頃は、先輩が「この授業は取った方がいいよ」と一緒になって履修科目を考えてくれ、その後も毎学期、アドバイスを受けて決めました。そして、先輩になったら、同じことを後輩にしてあげるという順送りです。体育会に所属すると、試合などの関係で一般の学生のようには就職活動を進められず、長期のインターンシップに参加できなかったりして出遅れに不安を感じることもありましたが、先輩方の経験談を聞いて計画を立て直すことができました。社会人になった先輩が練習に顔を出し、食事に連れて行ってくれるなど、卒業後もずっと関わりが続いていくのも部活動のいいところです。
仲良くメリハリのあるチームを目指して
1年生の時の4年生の先輩方がとても団結していて雰囲気がよく、全員がチームのことを考えて動き、下からも慕われる存在ですごく尊敬できました。2年生、3年生でも、上級生の方が主将を中心にうまくチームをつくっていく姿を見ることができ、いい勉強になりました。最上級生になり、副将を任された今、同級生たちとああいう先輩になろうと話し合ってチームづくりに取り組んでいるところです。理想は、普段は上下関係なく仲良くまとまり、でもやるときにはやるという切り替えがしっかりしているメリハリのあるチーム。他の大学にはない、関西学院大学ソフトテニス部ならではの良さを生かしたチームを目指したいと思っています。
体育会の行事を通じ他の部の仲間と出会う
体育会学生本部の主催により、各部の1年生部員を対象にしたフレッシュマンキャンプが毎年開催され、私も参加しました。いろいろな競技に打ち込む仲間たちがグループになってレクリエーションや意見交換をする中で、他の部の状況や意識、考え方などを聞くことができ、とてもいい刺激をもらえました。自分たちの部だけの価値観にとらわれることなく、よりよいチームづくりに生かしています。その時のメンバーとは今も1、2カ月に1回は集まり、ご飯を食べながら情報交換をしたり、悩みを相談したりしています。体育会では、部の垣根を越えて仲間とつながれるのも魅力です。
写真提供: 関学スポーツ