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2021.10.30
学生が自ら考えて行動できるチーム
人間福祉学部4年生鷹嶋純一郎さん
学生主体の運営体制が魅力
小学生の時からクラブチームに入り、その後も、中学、高校とラグビーばかりしてきました。大学では「強いチームに入って本気でラグビーがしたい」と思い、2学年上の高校時代の主将が進学された関西学院大学ラグビー部に興味を持ちました。他大学のラグビー部と異なり、学生トレーナーや学生コーチが在籍し、練習内容やチームの方針も学生たちで話し合って決めるといった学生主体の体制に魅力を感じて入部を決めました。
部員をフォローする独自の制度
部活動は1限目が始まるまで朝練、授業の合間にウエートトレーニング、授業が終わり次第また練習、という流れです。また、選手、トレーナーといった立場にかかわらず、各学年から2人ほどが集まって班を組む「ファミリー制度」があり、ウオーミングアップや朝練の後に食堂でご飯を食べる「朝食会」などをファミリー単位で行います。
新型コロナウイルスの感染拡大により今はできていませんが、上級生が考えたアップのメニューに取り組んだり、食事会で話をしたりと、ファミリー制度によって先輩、後輩の仲を深められました。
地域から愛されるチームに
今はコロナ禍で実施できないのですが、大学の近くにある小学校で通学時の見守りや声掛けをするなど、地域への貢献活動にも取り組んできました。本年度の部の目標は「愛し、愛されるチームで日本一」です。まずは自分たちがチームを愛し、地域の人たちに貢献することで親しみを持ってもらい、試合に応援に来てもらえるような愛されるチームになりたいと思っています。留学経験を部活動に還元
大学1年生の春休みに、「スポーツ」という新たな切り口で英語と世界に触れる留学プログラム「English through Sports」に参加しました。オーストラリアに2週間ほど滞在し、現地のプロラグビーチームと交流するなど、ラグビーがメインの内容だったため、監督も「いろんなことを吸収して、部に還元してくれ」と背中を押してくれました。プロチームのスタッフから学んだストレッチやトレーニングの方法は、今も部活動に取り入れています。また、現地でトレーニング方法を教わった際に特に強調されていた「常に目的意識を持って取り組むこと」を帰国後も実践し、パスやキックなどで理想とするプレーが体現できるようになりました。
強みを生かし日本一を目指す
昨年、小学1年生から続けてきたセンターから、フランカーにポジションを転向しました。ラグビーはフォワードとバックスという二つにポジションに大別されます。フォワード内、バックス内でのポジション変更はよくありますが、フォワードからバックス、バックスからフォワードへの転向は珍しく、試合での役割も全く異なるため、自分にとって大きな決断でした。
それでも、自分の強みであるタックルを生かせるポジションでチームに貢献したいと思い、ラスト1年、フランカーとして頑張ることにしました。まだまだ課題がたくさんあるので、それらを克服し、日本一のフランカーになることを目標としています。