ソ連崩壊、激動の国際情勢が私の進路を決めた
両親がクリスチャンで、私自身、ミッション系の中学、高校に通いました。ただ、歴史に関する本やドストエフスキーの小説を読むのが好きだったので、中学の頃までは歴史の教師になりたいと思っていたんです。転機は高校生の時、ソ連が崩壊し、国際情勢が大きく変化するのを目の当たりにしたことです。これからの世界や自分の人生を考えるようになり、その過程で、世界を動かすファクターで、人生にも関わるキリスト教を深く学びたいと思うようになりました。組織神学を専門にするようになったのは、一番よく分からなく、逆に、分かると面白そうだなと思ったからです。日本では研究者の少ない分野だけに、やりがいを感じることも多いんです。