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2021.11.24

支える側からチームを日本一に

商学部4年生黒石ほのかさん

バレー部の選手からラグビー部のマネジャーに

ラグビーに携わるようになったのは大学1年生からで、本年度から主務を務めています。
中学、高校はバレーボール部に所属し、スタメンとして試合に出ていました。でも、練習できて当たり前、試合に出て当たり前と考えていた自分を傲慢に感じ、このままでは視野の狭い大人になってしまうと思いました。
そこで、「大学では支える側に回ってみよう」とスタッフ体制が整っているラグビー部にマネジャーとして入部しました。強豪として知られるアメリカンフットボール部という選択肢もありましたが、それまでにチームとして1番になったことがなく、下剋上というか、今から日本一を目指す部に入りたいと思ったことも決め手でした。

部の運営を任される主務の役割

2年生まではマネジャーを務め、3年生で主務を補佐する副務となりました。副務になると自動的に、4年生では主務を務めます。主務の役割はマネジャーなどと共にチーム運営をすることで、大学やスポンサー、ラグビー部OB、他大学等、たくさんのステークホルダーとの調整業務が多いです。
例えば、他大学と試合を行う場所や日程を決めたり、新型コロナウイルス感染症対策を大学と共に整備して部員に浸透させたりといったことです。毎日グラウンドで選手のプレーを撮影する以外は、基本的に部室でパソコンとにらめっこしています。

地域への貢献活動も積極的に実施

昨年は「愛されるチーム」が目的で、目標が「日本一」でした。本年度の目標は「愛し、愛されるチームで日本一」です。周りから愛されるためにはまず、部員たち自身がチームを愛していなければなりません。チームへの帰属意識を持った上で愛されるチームを目指すことで、より大きな影響力を発揮できるという結論に至りました。愛されるチームになるために、地域とのつながりも大切にしています。例えば、地域のラグビースクールに対し、大学生の試合を観戦してもらう「ラグビーカーニバル」や、高校や大学の部員と一緒にタグラグビーをする「タグラグビー大会」などのイベントを毎年行ってきました。今はコロナ禍で開催できないため、学生トレーナーがオンラインでトレーニング方法を教える講座などを実施しています。

新たな体制でさらにレベルアップ

今年4月に誕生した関西学院大学競技スポーツ局(KGAD)に加わったことをきっかけに、学業とスポーツ活動との両立を達成するため、「ラーニングリーダー」を各学年から2人選び、修得単位数が思わしくない部員に面談を行う制度をつくりました。
さらに、全国大会で関東勢と渡り合えるよう、昨年からアナリストの部門を設けています。現在、学生アナリストが1人在籍し、試合映像などから分かるデータを管理してもらっていますが、今後はKGAD加盟の他部との交流の機会を持ち、分析技術が確立されている部から学びたいと思っています。

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