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就職・資格 2024.11.26
アントレプレナーシップ(起業家精神)を学んだことで今の仕事へ
2021年経済学部卒石渡戸 紘さん
活躍の場:フォースタートアップス株式会社
どのようにゼミを選択したのか、ゼミで何をしたのか
スタートアップ(新規に立ち上げられて、急成長を遂げている企業)に興味を持っていたので、経済学部で唯一アントレプレナーシップ(起業家精神)やイノベーションについて学べる加藤ゼミを選択しました。
ゼミでは、業界分析や企業分析の手法を学び、それらを基にグループや個人で研究発表を行い、ゼミ生全員でディスカッションを重ねました。また、他大学とのディベート大会や研究報告会にも参加し、知見を広げました。
留学
1年間、ラトビア大学に交換留学をしました。留学中には、Skypeの発祥地であり電子国家として有名な隣国エストニアを訪れたり、スタートアップに関連するイベントに参加したりする機会を得て、大いに刺激を受けました。そこで得たインスピレーションから、私自身もインバウンド向けのウェブの開発に取り組みました。日本人が少ない環境に身を置くことで、自分自身と向き合い、客観的に自分を見つめ直す貴重な時間となったと思います。
なぜ今の仕事を選択したのか
加藤ゼミでアントレプレナーシップについて学ぶ中で、企業が創業から成長に至るプロセスに強く関心を持つようになりました。なかでも、創業間もない企業から東証グロース市場に上場した企業までを網羅している「STARTUP DB」というデータベースの可能性に魅力を感じ、そのデータベースの元となるリサーチに従事できる仕事を選びました。
今何をしているのか
私は、ベンチャー・キャピタルや大手金融機関を対象にスタートアップのデータベース「STARTUP DB」に収録されるデータを収集および分析をする仕事をしています。1社でも多くのスタートアップが投資を受けられるように、投資家向けに信頼性の高いデータを整備し、最新の情報を迅速に提供することを心がけています。また、一人でも多くの方がスタートアップやそれらを取り巻く環境について理解を深められるように、投資動向レポートを作成しています。
過去の経験が今にどういう影響を与えているのか
ゼミで取り組んだ業界分析や企業分析を通じて、スタートアップを取り巻く環境全体を俯瞰する視点と、個々のスタートアップの強みや弱みを的確に分析する力を身に付けることができました。
現在
実は、2024年9月30日付けで新卒で就職したフォースタートアップス株式会社を辞めることを決意しました。スタートアップの関連業界では、平均して約3年ごとに転職します。新たな成長機会を求めて次のステップに進む人が多く、これによって短期間で多くの経験を積み大きく成長することが可能ですし、私もそれにチャレンジしたいと思っています。今は、個人での起業も視野に入れて、新たな可能性を探っています。