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2021.10.08
代表で4年間の抱負をスピーチし気持ちがより強固に
法学部 3年生北野桃菜さん
スタディスキル演習法学部教育の基盤となる科目です。各回のバリエーション豊かな授業やグループワークなどを通じて、大学で学ぶにあたって基礎となるスタディスキルを修得し、法律学・政治学を学ぶにあたって必要となる基礎知識を身につけます。
同級生に評価される貴重な機会
法学部の1年生全員が春学期に受ける必修科目です。入学直後、オリエンテーションを皮切りに法学・政治学リテラシーや留学・キャリア関連のガイダンスなど、法学部の学生が知っておくべきことを分かりやすく教えてくれるので、大学生活に漠然と抱いていた不安が払しょくされました。その後は、要約の仕方やレポートの書き方、論述の仕方、スピーチの組み立て方を学び、それぞれ、実際に演習します。自分の書いた要約文や論述は、グループ内で発表し、相互評価しながらブラッシュアップ。同級生に評価されるのは高校時代にはなかったことで、緊張もしますが、自分では気が付かないようなことを指摘してもらえる良い機会でした。
大学で学びたいことをスピーチ
メインイベントは学期末に行われるスピーチ・コンテストです。「私は今後、法学部でこのように学んでいく」をテーマに、各クラスの代表が2分間のスピーチを披露するもので、絶対に出場したかったので意欲的に取り組みました。
スピーチの内容は「法学部政治学科は、数少ない英語の教員資格が取れる法学部だから入学した。教職課程を取るのは大変だけど、法学部は興味深い授業が多いので苦ではない」というもの。とにかく熱意を伝えようと、話し方やジェスチャーを工夫し、インパクトがある言葉を使うよう心掛けました。最後に締めた「将来の私に後悔などさせない」という言葉がクラスの人に刺さったみたいで、代表に選ばれた時は本当にうれしかったです。スピーチ原稿を作成する過程でやりたいことや学びたいことが整理され、気持ちがより固まったのも収穫でした。
先輩・後輩学生との交流も
この授業の特徴は、先輩学生がラーニング・アシスタント(LA)として各クラスに配置されていること。グループワークの際にアドバイスをしてくれたり、質問に答えてくれたりと、すごく頼りになる存在です。特に私は、スピーチ・コンテストに出るということで個人的にLINEを交換、人一倍お世話になりました。
その時の感謝の気持ちもあり、上級生になった今、LAとして参加しています。同じ授業でもLA目線で受けると新たな気付きがあります。再び、学びの機会を得られてありがたいですね。1年生の時は、人の文章は完璧に思えて批評が難しかったのですが、先日、同様に困っている後輩に「原稿を見ないで声だけを聞くようにしたら、文章の流れに違和感を覚える部分が分かるのでは?」とアドバイスできたので、少しは成長できたのかなと思います。