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- 中野誇亮さん
基礎の習得と周囲からの刺激
この科目の前半は、法学・政治学リテラシー、文献情報の検索方法、留学やキャリア関連のガイダンスを受講します。後半は、新聞社説や新書の要約、公務員試験の論述テーマを用いた論述作成など、論理性を身につけたり、記述力を高めるための講義や演習を受けたりします。グループワークが多いので、様々なバックボーンを持つ同級生から多くの刺激を受けることができました。
この授業では、全クラスに配置されたLAが、先輩学生の視点で何でも指導や相談に乗ってくれます。私のクラスのLAの方は志が高く、どんなことでも熱意と行動力があれば結果がついてくることを教えてくれました。勉強面だけでなく、大学4年間の過ごし方や意識が大きく変わる出会いでした。
自分の課題を認識
スタートアップ演習の集大成で、学期末に開催される「スピーチ・コンテスト」は、法学部の1年生全員が集結します。各クラスの予選を勝ち抜いた代表者が「私は今後法学部でこのように学んでいく」というテーマで、約2分間のスピーチを披露し、その内容や伝え方を競います。私は「絶対に代表になる」と意気込んでいたのですが、クラス内の予選で落選。元々、人前で話すことは好きでしたが、論理的に、誰に対してもわかりやすい話し方ができていないことを痛感しました。これが大学生活で、初めての挫折でした。それ以降、「スタディスキルセミナー(プレゼンテーション)」という授業を履修するなど、積極的にプレゼンスキルの向上のため、機会を作るようにしています。
経験を生かして後輩指導
上級生となり自分自身がLAとなって、この授業に関わっています。1年生には何でも気軽に相談して欲しいので、フレンドリーに接しています。指導面では、授業の経験者だからこそ、「どこでつまずきやすいのか」「どこの理解が難しいのか」といった1年生視点を大切にしています。特にプレゼンに関しては、「課題を的確にとらえているか」「プレゼンを聞いている人の課題を解決できているか」「資料の根拠は正しいか」など、1年生がなるべく成長できるように、厳しく指摘しています。
LAを通じて、ロジカルシンキングが身につき、プレゼンスキルが伸びていると実感しています。より実践の場で伸ばしていけるように、ハンズオン・ラーニングセンターで開講している授業やインターンシップなどでも積極的に使っています。