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2021.07.30

多面的な捉え方で情報を吟味する力が付いた

経済学部3年生稲田優花さん

国際情報分析A・B:事実とニュースの乖離事例に触れた後、実際に様々な事例について個々で背景を調査していき情報の歪みを認識し、多的な分析を試みます。グループワークを中心に行われます。国際教育・協センター開講科目。

他学部の学生と共に学べる

1年生の春学期に履修した同級生から「面白かった」と聞き、同じ年の秋学期に履修しました。25人ほどの少人数制の講義で、「情報のゆがみはどのように生じるのか」をテーマに「日本への原爆投下」「南京事件」「慰安婦問題」といった国際問題を5、6人の班に分かれて調査し、プレゼンテーションしました。国際学部や社会学部、法学部などさまざまな学部の学生が受講しており、自分と異なる分野を学んでいる学生と知り合えたことは、多様なものの見方を知るきっかけになったと思います。

現地の言葉で文献に当たる

1度目は先生が提示する課題、2度目は学生自らが設定した課題でそれぞれ班をつくり、調査やプレゼンテーションに取り組みます。メンバーとは授業外の時間に集まって、図書館で調べものをしたり、外国語の文献を読んだりしました。複数の国が関係する国際問題について調べるとき、各国側の視点を知るためには、その国の言葉で書かれた文献を読まなければならないということもそこで学びました。

自分たちで情報をゆがめてみる

最後に、プレゼンテーションでの伝え方や資料の作り方を工夫して自分たちで情報をゆがめるという課題が出されました。日本でよくいわれる「男性は女性におごるべき」という価値観について、賛成派と反対派の班に分かれて進めました。私は反対派の班で、授業外の時間などに留学生に母国では男性が女性におごるかどうか、その頻度、理由などを聞き、日本人男性の価値観と比較して発表することにしました。中でも同じ班の韓国人留学生の男性に反対派の韓国人の友達に聞いてもらい、日本と状況が似ているといわれる韓国に反対派が多いというデータを意図的に増やすことで反対派の意見を補強しました。

情報をうのみにせず客観的に捉える

授業を通して、テレビやインターネット、さらに書籍や新聞であっても情報をうのみにしないという姿勢が身に付きました。新聞社にも思想がありますし、書籍も人が書いている以上、偏りがあります。それを念頭に置いて読むことで、書いた人の考えを自分の考えと切り離し、情報を客観的に捉えられるようになったと思います。リポート作成のための資料を読むときにも、いつ、誰が、どういう意図で書いたものなのか、今だったらどう考えるかなどを踏まえ、その中で自分が抱いた疑問を新たな課題として発見できるようになりました。

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