University-Wide Programs 全学部共通科目

2019.10.01

キャンパスの垣根を越えて新鮮な学びを得た

総合政策学部4年生三國彩夏さん

グローバルゼミA:世界の現状、日本の現状について様々な報告書やメディア情報などから情報収集し、自分たちの現状と照らし合わせて、「自分たちはこのままで良いのか」「大学時代をどう過ごすべきなのか」を徹底的に考えながら、国際社会の課題や世界情勢を理解し、情報分析や課題解決の手法を学ぶための全学プログラム。

週1回西宮上ケ原キャンパスで授業を選択

3年生の秋に国際社会貢献活動プログラムに参加することを決めており、それに役立つ授業なので派遣前に取っておこうと2年生の秋学期に受講しました。総合政策学部がある神戸三田キャンパスでも開講されていましたが、直前の夏休みに参加した海外フィールドワークで引率してくださった先生が西宮上ケ原キャンパスでグローバルゼミAを担当されるとのことで、ぜひ受けたくて週1回、上ケ原まで通いました。授業では、学生一人ひとりが興味・関心のあるトピックを選び、自ら調べてパワーポイントにまとめ、約20分間発表します。それに対して、聞いている学生たちが質問や疑問を投げ掛け、双方向で話を膨らませていくという参加型の内容でした。私は「グローバリゼーション」を取り上げました。あえて包括的なテーマを選んだのは、大きなところから関連するさまざまな小さな事柄へと目を向けていくことで、知識を広げていきたいと思ったからです。

考えてもみなかったテーマに新たな発見

自分自身で調べることにより知識が深まったのはもちろん、他の人の発表を聞くこともとても勉強になりました。それぞれが取り上げているジャンルは多彩で、中には著作権の問題に取り組んでいる人もいました。基本的に自分が選ぶ授業というのは、ある程度内容が決まっており、そこに新しいジャンルが入り込んでくることはあまり考えられません。でも、グローバルゼミAでは自分が知らない分野や関心を持っていない事柄、考えてもみなかったテーマが出てきたりして、こんな問題もあるんだなと新しい発見があり新鮮でした。

学部の垣根を越えた学びがあり友達ができた

自由選択の授業ではあっても、神戸三田キャンパスなら受講生は総合政策学部の学生がほとんどになるところですが、西宮上ケ原キャンパスでは文学部や経済学部などいろいろな学部の学生が受講していました。グローバルをテーマとしながらも、それぞれ学部の学びに関連している事柄を調べて発表しており、各学部ならではの学びや普段学んでいることの一端を感じることができました。単位や時間に余裕のない人にはお勧めできませんが、西宮上ケ原キャンパスで学ぶ人が神戸三田に来たり、西宮聖和キャンパスから西宮上ケ原キャンパスに通ったりと、他のキャンパスの授業を受けてみるのは面白いと思います。学部の垣根を越えた友達ができますよ。

授業以外にG号館を活用して知識を習得

西宮上ケ原キャンパスのG号館には国際関係の授業を担当する先生の部屋があり、留学前の学生や国際社会貢献活動プログラムへの参加を目指す学生など国際の分野に興味のある学生がたくさんやって来ます。授業で上ケ原に行った時には、せっかくなのでその部屋に通いました。集まっている学生たちと情報交換することはもちろん、国際社会貢献活動で訪れる予定のカンボジアの歴史や情勢について、部屋に常駐している先生から教わったり、本を借りて読んだりと派遣に当たって授業だけでは網羅できない知識を蓄えました。単に授業に出席するだけではなく、上ケ原の人材や施設をうまく活用して意欲的に学習することができたと思います。

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