University-Wide Programs 全学部共通科目

2020.01.17

経営者インタビューで習慣の大切さを学び実践

文学部3年生岡田航平さん

キャリアゼミC:これからの社会や企業で求められている「アントレプレナーシップ」と、グローバル社会で活躍するために必要な「リーダーシップ」について学ぶことが目的です。以下4点ができることを目指します。①これからの社会や企業で求められるアントレプレナーシップの説明。②グローバル社会で求められるリーダーシップの説明。③日々変化する社会環境に対してイノベーションが必要である理由の説明。④異なる立場である他者から共感を得ながら「新たな価値」を生み出す。 ハンズオン・ラーニングセンター 提供科目。

3泊4日の合宿でリーダーシップを学ぶ

秋学期集中の授業で、2月に東京丸の内キャンパスで行う3泊4日の合宿がメインです。リーダーシップとアントレプレナーシップについて学ぶという授業の目的に興味を持ち、企業のトップの人たちがどういう仕事をされているのかを知りたいと思って、2年生の時に履修しました。また、他学部の人と一緒に何かに取り組むことがほとんどなかったので、その意味でも貴重な機会だと考えました。私は関西学院中学部、高等部の出身で、今も時間の許す限り中学部のサッカー部でコーチをしており、リーダーシップや人を動かすということに関心があったのも受講の理由です。

意欲ある他学部生とグループワーク

東京合宿は、1日目、2日目はリクルートワークス研究所や住友林業株式会社、UDS株式会社のトップの方のワークショップがあり、3日目に自分たちが希望する経営者にインタビューに行き、4日目のポスターセッションで発表するというスケジュール。まず事前授業が12月に行われ、興味関心のある分野が共通する人たちで班を作ります。私は国際と教育をテーマとするグループに入りました。残り4人は総合政策学部の学生で、5人で何回か集まってインタビューの準備を進めました。当日はフェアトレード会社の代表者と、インターナショナルスクール経営者にお話を伺い、翌日の発表に向けて夜中の3時ごろまで資料作りに追われました。企業の方へのインタビューはアポイント取りから全て自分たちでやりましたので、礼儀作法はもちろん、メールの送り方から取材の事前準備、聞き取りの時間配分、お礼状の書き方まで、一連の流れを通じて社会人としての在るべき姿に関するさまざまな勉強ができました。自らこの授業に申し込んでいるのは目標があり意欲のある人ばかりで、一緒に一つのものを完成させるのは大変ではありましたが楽しかったです。

企業トップは共通して習慣を大切にしている

企業のトップの方たちがおっしゃることには、共通する部分があることに気付きました。それは、仕事に取り組む上でなぜこれをするのかという目的や志が明確だということと、習慣を大切にしていることです。立場上やらなければならないことは多いですが、起きてから2時間くらいの流れが決まっていて、習慣になっているから時間に無駄がありません。毎日同じことをするので余裕が生まれ、そこから新たな気付きができたり、新たな視点で物事を考えたりできます。この学びを実生活で実践しようと、毎日、英単語、英語のリスニング、読書をそれぞれ20分することを習慣付け、さらにルーティンに加えて翌日にやるべきことを前日の夜にメモし、できたら○、微妙なら△、できなかったら×で振り返るようにしています。

実体験を通じて新たな気付きや視点

座学とは違って、実際に行動し、体験するので、その分、学びの量も増えるように思います。自分のやりたいことが明確でなくても、とにかく行動してみようという気持ちがあるならば履修することをお薦めします。参加することで、自分はこういうものに興味関心があったのだと気が付くなど、新たな視点を得ることができます。普段接することの少ない他学部の学生たちと交流できるのも楽しいと思います。

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