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宮城県 2020.05.05

社会学部3年生松木 葉菜さん

Q.関西学院大学を知ったきっかけは?

神奈川県出身で、高校から親の転勤で宮城県仙台市へ引っ越しました。初めは中学まで過ごした関東の大学を考えていましたが、このまま東の方で同じようなコミュニティーにとどまるのはつまらないと思い直し、関西も視野に入れることにしました。人の考えや思考の仕組みに興味があったので社会学部で面白そうなところを探しているうちに、関西学院大学は日本で初めて社会学科を創設した学校だと知り、興味を持ちました。

Q.関西学院大学に決めた理由は?

私は飽き性のため「初めから分野を絞ると、途中で飽きたときに取り返しがつかない」と思ったので、社会学部の学習分野の広さは魅力でした。両親は香川県出身なので私を関西へ送り出すことに抵抗はなく、「行きたければ行ってみればいい」と背中を押してくれました。

指定校推薦入学試験で受けた面接で、社会学部の教授に「なぜ宮城から」と聞かれ、「大学の4年間は親に甘えられる最後の期間。それなら関西で新しい人脈を広げるのも面白いと思いました」と答えると「君、変わっているね」と言われて(笑)。面接の雰囲気がとてもアットホームだったことも印象に残っています。

また、大学案内で見た鈴木謙介・社会学部准教授の授業がとても面白そうで、実際に1年生の春学期に受講してみると期待以上の内容でした。関西学院大学の社会学部を選んだのは、やはり間違いではなかったと思いました。

Q.社会学部での学びはどうですか?

社会学部には6つの専攻分野があり、授業の内容も多彩です。いじめ・虐待、オタク文化、人権など、身近な問題を研究している先生がたくさんいらっしゃって、解説を聞くことで今まで当たり前だと思っていたことが実はそうではないんだと学べます。

あまりに研究範囲が広いため、他学部生からは「何をしているの?」とよく聞かれますが、だからこそ自分で研究対象を見つけなければならないというのが課題であり、魅力でもあると思います。

やりたいことがたくさんあって決められない、何をしたらいいのか分からないという人は、社会学部でいろんな授業を受け、その中から研究テーマを一つに絞るのがいいと思います。
 

Q.一人暮らしはどうですか?

通っている西宮上ケ原キャンパスから少し離れた宝塚に住んでいます。所属する体育会学生本部編集部の遠征取材などで移動が多いため、阪急電鉄、JR、バスなどの交通機関が集まる宝塚は便利です。

唯一の難点は、20時半ごろにはほとんどのお店が閉まること。日用品や食材の買い足しから、毎日の食事の用意や洗濯、朝起きることまで一人でこなすのは大変で、高校時代までの親の支えは本当にありがたかったと実感します。

また、「ただいま」を言う相手がいない寂しさもありますが、大学に行ったら友達がいて、休日も部活動の取材に行くことでいろんな人に会えます。

長期休暇中は編集部の活動が忙しくてなかなか実家に帰れないため心配をかけていると思いますが、部活を頑張っていることは親も応援してくれています。就職活動が始まるまでは部活をやり切ることが一番大事だと思っています。

Q.大学進学を目指す宮城県出身の受験生にメッセージをお願いします。

宮城県の人は、大学を選ぶ際、距離的な近さから関東だけに絞って考えている人が多いと思います。でも、「関西って意外と近くて面白いよ」と伝えたいです。東日本大震災について調べていた宮城の高校時代の後輩が、関西の大学に来てからは阪神・淡路大震災の研究を始めました。土地は違っても経験は近いものがあると思います。

また、仙台から東京へは新幹線で1時間半ですが、仙台国際空港から大阪国際空港(伊丹空港)へも1時間と少し。決して遠くないので、大学時代だけでも関西の空気に触れて、自分の視野を広げてほしいです。
 

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