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2019.10.24
グループ研究で多様な価値観に出合う
商学部 3年生古賀亮志さん
研究演習I(担当者:岡田太志・商学部教授):保険経済現象の分析と研究を通じて、社会科学的思考方法と研究能力を醸成しプレゼンテーション能力までを高めることを目的としています。輪読、グループ研究、報告・討論形式で授業を進めます。
商学部 開講科目。
リスク補償で人々を支える損害保険に興味
商学部では、1年次には基礎的な知識やテクニックを学び、2年次により専門的な分野へと入ります。その学習の中で、ぼんやりとしか分からなかった保険業のことが少しずつ明確に見えてくるようになって興味を持ち、3年生で岡田太志・商学部教授のゼミを履修しました。私はソフトテニス部に所属しており、体育会の会長をされている岡田先生とは、一方的に顔見知りで親近感を抱いていたのも選択理由の一つです。保険業に興味を持ったのは、それまでの授業で、損害保険はリスクを補償することで人々をサポートするものだと学んだからです。ソフトテニスをはじめ、私が貴重な経験を積めたのは多くの方の支えがあってこそで、次は自分が多くの人の挑戦をサポートしたいと思うようになりました。いろんなリスクを補償することで何事にも積極的に取り組めるのではないかと考えると、損害保険は希望にぴったりで、もっと学びを深めようと思いました。金融教育についてグループ研究で深める
ゼミは週1回90分です。約20人のゼミ生が「金融教育の必要性」「損害保険のビジネスモデル」という二つのテーマに分かれ、1年間、グループ研究に取り組み、最後に発表します。授業中には時間が取れないので、空きコマや昼休みに集まって話し合ったり、それぞれ担当分を持ち帰って調べたりしています。私は金融教育のグループで、教育の対象者に合わせた内容や方法に関して担当しています。小学生、成人、高齢者など対象によって教育内容などは異なるわけで、時間割が決まっている小学生にはいつ、どのように教えればいいのかなどを考えます。ゼミの仲間はみんな勉強熱心で、考えが深いなと感じています。自分が考えていたこととはまったく異なる意見が出たりして、多様な見方や価値観に出合える場です。
考えることを意識して日々を過ごす
授業中はほとんど岡田先生が話されています。その内容が濃くて、ずっと集中して聞くことができます。知識的なことはもちろんですが、自分を見つめ直す機会にもなっています。先生は「考えなさい」ということを常に言われます。「優秀な人はいろいろなことを考えているから、人と違う考えが生まれたりするのだ」と聞いてからは、日々意識して考えるようにしており、何気なく過ごす時間が少なくなったように思います。また、就職活動においても、なぜここに行きたいのか、それには何が自分には必要か、など考え方を教えていただきました。私のように部活動で時間があまり取れない学生には、TOEIC (R)L&R対策として、空き時間などに手軽に学べる英語の無料サイトを勧めていただき、少しでも英語が身近に感じられるようリスニングなどに活用しています。
学べば学ぶほど将来の選択肢が広がる
入学する前は、卒業後は金融機関の実業団チームでソフトテニス続けようと思っていて、金融について学べる商学部を選びました。でも、高校時代にはなかった討論やプレゼンテーションを経験したり、コンピューターに触れる機会も増えたりと、大学でいろんなことを学び体験していくうちに、違う道もあるのかもしれないと考えるようになりました。興味を持っている保険業も含めて、学べば学ぶほど選択肢が広がっていき、進路については悩んでいる最中です。
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