Programs at Each Schools 学部プログラム

2020.03.03

マーケティングの基礎的な知識を身に付ける

商学部 3年生山本千鶴さん

■マーケティングマネジメント:マーケティング・マネジメントの基礎知識と理論的枠組みを体系的に理解することを目的に、マーケティング思考に必要なマーケティング・マネジメントに関する基礎知識とフレームワークを学習します。各講義は、企業目標や成長戦略の設定、事業ポートフォリオの計画、STP戦略、4P戦術などテーマごとに進められます。
商学部 開講科目。

マーケティング戦略の立て方の基礎を学ぶ

週に1回1コマ、100人規模の大教室で受ける講義形式の授業です。売りたい商品がどのジャンルのもので、どんな顧客を想定しており、業界の中でどのようなポジションに位置しているのかなどを分析する「STP戦略」、「何を」「いくらで」「どこで」「どうやって」売るのかを考える「4P戦術」など、マーケティングを行う上での基本的な考え方や戦略の立て方を学びました。

マーク式のテストはかなり難しく、きちんと理解して覚えておかないと解けない、重箱の隅をつつくような問題が出されます。ゼミの担当教員である西本章宏・商学部准教授が担当されているため、3年生の春学期に履修しました。ほとんどのゼミ生が受けており、授業で得た知識は、並行して取り組んでいたゼミ研究でもすぐに生かすことができました。

ニュースをマーケティングの視点で解説

毎回授業の初めの30~40分くらい、西本先生が1週間のニュースから気になったものを取り上げ、マーケティングの視点で解説してくれる「マーケティング・トゥデイ」という時間がありました。

マーケティングに興味はなくても「トゥデイ」が面白いから履修する学生もいるほど人気で、単位は取り終わっていますが、来年も聴きに行こうかなと思っています。例えば、ワンプッシュ型の洗剤「アタックZERO」が売れたのは、一人暮らしを始めた若い男性など「洗濯の仕方が分からない」という層に響いたからといわれますが、その背景には「ワークマン」などの作業着ブランドが一般の人にも支持されるようになり洗剤のニーズが変わったことがあるという話がとても印象に残っています。あるトレンドと別のトレンドを結び付ける視点は、マーケティングを理解していなければ分からないですし、そうしたトレンドがつながって商品が生み出されていくというのは私の中で大きな気付きでした。

「なぜはやっているのか」を調べるように

西本先生はいくつかのニュースサイトから話題を拾っており、その影響で私やゼミ生もテレビだけでなくネットのニュースサイトなどもチェックするようになりました。また、先生の持論は「女子高生が時代の最先端を行っている」ということ。私は「女子高生のはやりなんて分からない」と思っていたのですが、先生は積極的に情報を仕入れています。第一印象で避けたりせず、流行を追い続けていれば頭も柔らかいままでいられますし、「なぜはやっているのか」をきちんと調べて知っておくことは、マーケティングに携わる上で大事だと思います。

社会でも役立つ考え方が身に付く

マーケティングの基礎的な考え方を学ぶことは、大学でマーケティングを専攻したい人はもちろん、社会に出ていく上でも必要不可欠だと思います。西本先生も「マーケティング職ではない仕事であっても、マーケティングの基礎知識が入っているかいないかでは全く違う」とおっしゃっていて、社会人になってからも役立つ知識を学べたことはとても良かったと思います。

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