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和歌山県 2021.06.21
経済学部3年生中上咲英さん
Q.関西学院大学に決めた理由は?
出身校が文部科学省のSGH(スーパーグローバルハイスクール)指定校で、その活動の一環として特産の梅干しを活用したまちおこしを企画したりしました。高校時代にはいろいろなつまずきを経験したため、「これまでやってきたことは何だったのだろう」「大学で一体何をやりたいのだろう」と考える時期がありました。
そんな時に関西学院大学のAO入試を知り、私が今まで取り組んできたことを伝えられるのではと思いました。さらに調べると、経済学部には法学部とまたがって学べる地域政策コースがあると分かり、これが結構大きな後押しとなりました。やりたいこと、実現させたいことに近いものがあると感じて決めました。
Q.実際に入学してどうでしたか?
地域政策コースは、法学部の学生と一緒に受けられる授業があり、単に経済学部というだけでは得られない知識や考え方を学ぶことができているので、当初勉強したいと思ったことに出合えています。
また、地方出身者が多く価値観が近い人と一緒に居られる家のような存在が部活なら、ゼミは価値観の異なる人と関わる私にとって挑戦の場としての組織です。多様な人たちとダイレクトにつながっている今の環境は、関西学院大学に入ったからこそ得られたものです。
Q.一人暮らしはどうですか?
食べることが好きな上に、部活をしているため栄養バランスにも気を付けないといけないので、基本的に自炊をしています。買い物からやってみると、実家の環境や和歌山という土地がどれだけ食べ物や食材に恵まれていたのかを改めて感じましたし、親のありがたさが身に染みて分かりました。
最初はしっちゃかめっちゃかだった家事も、洗濯物を干しながら今日あったことを振り返るなど、自分の気持ちをリセットしたり、一日のスイッチのオンオフを切り替えてリフレッシュしたりするためにうまく活用できるようになりました。
Q.実家に帰ったりはしますか?
ぎりぎり和歌山市内なので片道約3時間半、何かあった時には帰れる範囲の距離です。お盆やお正月以外にも、ちょっと時間ができた時や本当にくたびれた時などには土日を利用して帰ります。
通学している人もいるようですが、ゼミの活動がハードなこと、部活をしていることを考えると私は難しいですね。卒業後の就職を考えると、大学時代に関西で一人暮らしを経験するのはいい練習になっていると思います。
Q.大学進学を目指す和歌山県の受験生へメッセージをお願いします。
和歌山から出てきて、違う価値観に触れるとショックを受けることもありますし、育った環境と異なることに息苦しさを感じることもあります。でも、そういう苦しい経験を通して、生まれ育った所がいかに恵まれた魅力的な場所だったかを再認識できます。一度ふるさとを離れてみることは、自身をすごく成長させてくれる起爆剤になると思います。
コロナ禍で大変な時ですが、まずは目の前のことを一生懸命にやりましょう。今いる場所から逃げず自分と向き合うことができれば、大学でもその経験を生かせます。人との出会いやつながりを楽しみに今を頑張ってください。