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兵庫県 2021.10.01
国際学部4年生黒﨑野絵海さん
Q.関西学院大学に決めた理由は?
高校で国際的な社会問題について勉強していたため、学んできたことを生かしたり、深めたりできる大学へ行きたいと思っていました。決め手は、一つの学部に入りながら他学部の授業を受けられる複数分野専攻制(MS)、さらに在学中に他学部に編入して二つの学部の学士号を取得できるマルチプル・ディグリー制度(MD)があったことです。国際政治に興味があり、社会問題をさまざまな視点で見てみたかった私にとって魅力的な制度でした。学部選択は悩みましたが、究めたいと思っていた「国際政治」を軸に、この分野を専門とする赤星聖・法学部助教授(現准教授)がおられる法学部に入学し、学際的な科目がある国際学部でも学ぶことにしました。
Q.実際に入学してどうですか?
たくさんある授業から選択するのが大変でした。自分の興味に従ってさまざまな学部から選び、いろんな教授とお話ししました。講義の後に質問をしたり、時にはアポイントメントを取って研究室にお邪魔したりしました。どの先生も私の疑問や問題意識に対してご自身の経験から解説やアドバイスをしてくださり、学生をちゃんと見ようとしてくれていると感じました。Q.実家から通っているのですか?
生まれも育ちも神戸市で、実家から電車とバスで45分ほどかけて通っています。個人的には一人暮らしをしてみたかったですが、周りの神戸出身の子も実家暮らしが多いです。家に帰ってからでも勉強の時間が取れますし、ご飯を作ってくれるなど支えてくれる存在がいるのはやっぱりありがたいです。
Q.高校と大学で勉強の仕方は変わりましたか?
大きく変わりました。高校の時の学びは答えが決まっていますが、法学部でも国際学部でも、答えが明確に出ないことを学ぶため、自分の考えを述べることが求められます。考えを述べる際は理論や文献に基づいている必要があるので、授業で学んだ理論に沿って考えを整理したり、文献を読んで自分の考えをまとめたりしていくことが重要です。授業時間外は、よく大学図書館で勉強しています。授業の予習や復習のほか、各授業で先生方が紹介されている参考文献を読みました。授業で配られる資料だけでもいいのですが、参考文献を読むとより深い知識が得られます。
Q.大学生活はどうですか?
高校まではクラスの中で友達を見つけますが、大学ではクラスがないため、たまたま同じ授業を取っていた子や、部活やサークルで知り合った子と長い付き合いになることが多いです。私の場合は、授業で席が近くなった子に「いつもここに座っているよね」「ここが分からなかったんだけど、どう思う?」など、ちょっとした声掛けをしていくうちに仲良くなりました。同じ授業を取る学生同士は関心が近いということもあり、お互いの興味のある分野について知人や学びの機会を教え合い、人間関係が広がることもありました。
Q.大学進学を目指す兵庫県の受験生へメッセージをお願いします。
自分の好奇心に従って動いていく中で、学びたいことが明確になっていったり、理想のキャリアのイメージが生まれたりすると思います。関西学院大学には面白い授業、相談すればしっかりと答えてくれる先生、充実した大学図書館など、自分がやりたい勉強に打ち込める環境が整っています。
高校生の皆さんも好奇心を大切に、いろんなことに飛び込んでみてください。